
なぜホームページのリニューアルがおすすめできないのか
10年以上、ウェブサイトやホームページの制作に携わってきた私のところには、ホームページのリニューアルで数百万円を溶かした、という涙の相談が毎年のように来ます。それが、たとえば、どうしても成し遂げたかった念願のリニューアルならまだよかったでしょう。どんなに大量のゴールドを熔かしてでも、なにかが自己実現されていれば意義深いものです。
一方で、失敗のリニューアルというのは、なにか目的があったはずなのに、それが実現されずにお金とエネルギーの浪費で終わってしまった、ということです。
この失敗の原因、浪費の原因というのは単純ではありません。「業者選びが悪かった」とか、「デザイナーが微妙だった」とか、「予算が足りなかった」とか、そういうわかりやすい線形のものではなく、もっと根本的で本質的なものです。