
とりあえずホームページがあればなんでもいいよ、という状況について
「とりあえずホームページがあればなんでもいいよ」というご依頼を承ることがあります。
これは別に担当者のかたがやる気を失っているとかではなく、そういう状況もあり得ます。
ただ、なんでもいいにしても、「why」は少なからず存在しています。
たとえば、「事業登録するのにホームページ(のURL)が必要」ということもあります。
その場合、ほんとうに会社情報だけ載せることになったのですが、それでもテーマカラーを決めたり、ファーストビューはこだわりました。
ホームページというのは、ほとんどの場合、どこかから・だれかから、なにかの関連情報を聞かされて訪れるものです。こういう会社があるよ、こういうサービスがあるよ、ここなら安いよ、ここは前に良かったよ、などなど。そのとき生じたイメージとつながるデザインを心がけるものです。
もちろん、悪い噂が立ってしまったときは、そのイメージを壊すために、すこし四角四面な、でも誠実さをアピールできるような、シンプルでフォーマットなつくりにすることもあります。
ほかにも「名刺代わり」「限定公開用」「競合他社がホームページを持ってるから」「銀行に見せる用」などもありますが、それらは立派な存在理由です。
そのためのデザインを、ほんとうであれば徹底的にやるべきですが、事業がそこまで確立していない場合もあります。 ホームページはマーケティング的な存在(ビジネスの価値を顧客に届けることをサポートする存在)ですが、ビジネスが固まっていないうちは、マーケティングが効きません。そのため、ホームページがしっくりいかない、という状況になるものです。
なので、目下の課題はビジネスを確立すること、つまり、どんな顧客に、どんな価値を届けるか、という部分を明確にしていくことであり、ホームページをリッチにすることでも、ハードなSEOを繰り広げることでも、デザインに何十万円も払うことでもないと思います。
そういう状況で、ホームページの制作依頼を承ったときは、「ひとまず必要」という部分を柔軟に理解し、リニューアルしやすいように、あるいは一度構築したものを気軽に捨てやすいように、配慮したかたちで安価に制作いたします。
おそらく、その状況下で弊社に提供できる付加価値というのは、それぐらいではないかと思います。 「それで頼むよ!」というかたは、ぜひ弊社にご相談くださいませ。
ご相談・お見積りはもちろん無料です。