
代表取締役あいさつ
代表取締役あいさつ「技術とくらしについて」

くれはとり株式会社は、「技術」と「くらし」を重んじる会社です。技術というのは、「目の前にあるものに潜んでいるものを明らかにすること」です。
たとえば、「アンモニア、NH3」というのは、窒素(N)ひとつに対して水素(H)がみっつ結びついたものを言います。この、次世代エネルギーとして期待されている「水素」には欠点があります。それはマイナス256度で液体になってしまうためたいへん運びにくいという特徴です。それが、窒素と結びつけ、アンモニアのかたちにしてしまえば液体化の温度がマイナス33度まで上昇するため運びやすくなります。
アンモニアを目の前にして「水素を運ぶのに使える」性質を明らかにすることが技術です。水素をアンモニアにして安全に大量輸送し、必要な場所で水素に分解してあげればエネルギーとしての実用性が高まります。これが技術の恩恵的な側面です。
一方で、目の前に山があり、その山を取り崩せばどれだけ天然資源が手に入るか、どれだけキャンプ場を建てることができて、どれだけ売上が立つか、という発想で、山に対して「潜んでいるものを明らかにする」ことも技術の別側面です。山を減らす代わりに、エネルギーや資源や売上やレジャーを手に入れることができます。
技術は、その使途によって未来や世界をおおきく変えます。私がこだわりたいのは「くらし」という観点です。それも、全人類共通の大文字のKURASHIではなく、ひとりひとりの今日や明日にすこしずつ関わるちいさな小文字のkurashiです。
日々のくらしのなかに技術を取り入れて、未来をすこしだけよくすること。そういった提案に尽力したり、技術とのつきあいかたをいっしょに考えたりできる存在でいたいと思います。
代表である私自身をはじめ、従業員と協業パートナーが「技術」や「技術の使途」についてよく学び、よく考え、お客様の「くらし」についてよく聞き、よく知り、会社として価値あるサービスや製品をお届けできるように努力いたします。
スタートアップしたばかりのちいさな会社ですが、なにとぞご支援のほどよろしくお願いいたします。
制作事業のページには、「代表プロフィール(自己紹介)」もございます。合わせてご味読いただければさいわいです。こちらのリンク先では、難産だった赤子が技術の会社をたてるまでの経緯を略歴的に語っています。